医療従事者向けベッドサイド情報端末「ユカリアタッチ ウィズ」 「和歌山県立医科大学附属病院 紀北分院」が運用開始

2025220

お知らせ

株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三沢英生)が開発・販売する医療従事者向けベッドサイド情報端末「EUCALIA TOUCH with(ユカリアタッチ ウィズ)」について、和歌山県立医科大学附属病院 紀北分院(所在地:和歌山県伊都郡かつらぎ町、分院長:岡田由香)が20241212日より運用を開始しました。

和歌山県立医科大学附属病院 紀北分院は、前身となる紀北病院が設立した1938年より、和歌山県の紀北地域における医療提供体制を支えてきました。紀北分院では201711月より従来製品「EUCALIA TOUCH(ユカリアタッチ)」を導入していましたが、この度、新製品「ユカリアタッチ ウィズ」へのシステム更新を行いました。更新にあたっては、新たに搭載された機能の利活用に向け、院内での運用ルールの見直しなどに注力しました。

和歌山県立医科大学附属病院 紀北分院 看護部 ご担当者様からのコメント

当院では以前から「ユカリアタッチ」を導入しており、医療者間および患者さんやご家族との情報共有のツールとしても活用させていただいていました。今回の「ユカリアタッチ ウィズ」への更新に伴い、ピクトグラムを導入しました。電子カルテシステムから連動してピクトグラムに情報が反映されるため、入力が二度手間にならずに、最新の情報がベッドサイドでタイムリーに得られるようになっています。また、管理システム「EUCALIA TOUCH Management System」からの手入力により柔軟に対応することもでき、今後、医療安全面の向上にも役立ってくれると期待しています。
今まで、「レンタル衣情報」や「義歯」「水分とろみ」「尿測中」「右上肢処置禁止」などの
情報は、用紙をベッドサイドに掲示していたのですが、すべてピクトグラムで表示できるようになり、環境整備にも役立っています。また、画面をカレンダーや時計表示に切り替えることもでき、患者サービスや入院中のせん妄予防にも役立てています。

【和歌山県立医科大学附属病院 紀北分院】

所在地   : 和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺219
病床数   : 84床
ホームページ:https://www.wakayama-med.ac.jp/med/bun-in/index.html

■「ユカリアタッチ ウィズ」について

ユカリアは長年にわたる病院経営支援を通じて蓄積してきた豊富な知見を活かし、医療現場に存在する課題を解決すべく「ユカリアタッチ」を開発しました。20172月の本格販売開始以来、20249月時点で全国約80の病院に累計20,000台を導入いただいており、ユカリアを代表する医療DXプロダクトとして多くの病院にご支持をいただいています。

昨今、医療・介護を中心とするヘルスケアの現場においてはDXの推進、テクノロジーの活用を前提とした「働き方改革」が喫緊の重要課題となっています。労働人口が減少の一途を辿る中、2024年度の診療報酬改定においても診療報酬算定上の要件としてICTAIIoT等の活用による業務負担軽減に取り組むことが望ましいとされるなど、医療現場での対応が重要視されています。
そのような状況下において、より多くの医療従事者を支援するため、ユカリアはこれまでの利用者の声をもとに「ユカリアタッチ」のアップデートとデザインの全面リニューアルを行い、使いやすさをさらに追求した新製品「ユカリアタッチ ウィズ」を開発。医療従事者と患者にこれまで以上に“寄り添う”という想いを込めて“with(ウィズ)”を加えました。あわせてロゴも医療従事者と患者のコミュニケーションハブをイメージして刷新し、頭文字の「E」と「T」を円と線で表しています。

■新製品「ユカリアタッチ ウィズ」の特徴(※1

1.患者にも医療従事者にもわかりやすくピクトグラムをバージョンアップ
患者の安静度や食事制限など、医療・看護上の個別注意事項をイラスト記号で表示する「ピクトグラム」をリニューアル。カテゴリーごとに色を分け、視覚的により容易に理解できるようになりました。医療従事者間のみならず、患者との間をつなぐコミュニケーションツールとして活用いただくことで、療養生活の安全性を高めます。

2.管理システム「EUCALIA TOUCH Management System」を導入
忙しい医療現場でも多職種で効率的に活用いただくため、管理システム「EUCALIA TOUCH Management System」を新規開発しました。簡単な操作で正確かつスピーディーな情報共有を実現します。

3.電子カルテとの連携機能を強化
「ユカリアタッチ」に搭載されていた、体温計や血圧計などのNFC(※2)式測定器を用いたバイタル測定器連携機能に加え、ご要望が多かった呼吸数、食事摂取量、飲水量などの項目をベッドサイドから記録可能なシステムも新たに実装しており、さらなる業務効率化に貢献します。

今後は新製品「ユカリアタッチ ウィズ」を通じて、現場に適したDX化を推進し、「ヘルスケアの産業化」というビジョンの実現を目指してまいります。

※1:詳細は6月18日付プレスリリースをご覧ください。
※2:NFC(Near Field Communication:非接触通信の国際規格)

※一部、実装予定の機能を含みます。
※画面はイメージであり、デザインは予告なく変更になる場合がございます。
※連携先となる電子カルテのベンダー・シリーズなどによって各機能の実装可否の確認が必要です。